今の微妙な関係を続けていく台湾

台湾で就職して生活していきたい人、永住を考えている人にとってこの問題は大きな問題となっていくでしょう。これからも台湾と中国の関係は注視していかなければいけません。

台湾は第二次世界大戦当時は日本の植民地政策の中で日本の統治下に置かれていましたが、大戦後に中国が内戦状態となり、1949年に毛沢東率いる中国共産党が「中華人民共和国」を成立すると、対立していた蒋介石率いる中華民国政府は台湾に逃れて独立して自治を行うようになりました。

こうして、中国と台湾は現在に至るまで対立関係にあるのです。

国際的には台湾は中華人民共和国の一部という風に認識されていますが、台湾としては正式に国家として独立したいと訴え続けています。しかし中国は決してそれを認めようとはしません。台湾は台北をはじめとして比較的経済が豊かであることや当然において中国の排他的経済水域も台湾があるのとないのとでは全然違ってきますので、中国は絶対に台湾の独立を認めたくないわけです。

しかし例えばスポーツなどにおいてはオリンピックやFIFA、WBCなどでチャイニーズタイペイとして一つの地域として国際大会に参加しています。そもそも台湾は自由経済を推奨するのに対し中国は社会主義国家ですから両国が同じ国だとするのはもはや限界があるようにも思えますが、いずれにしても歴史上、台湾と中国は微妙な位置関係を現在でも引きずっています。